テレワークの巻
2024.07.09
テレカンとWEB会議の違いとは?それぞれのメリット【徹底解説】
押忍!
お主テレカンとWEB会議の違いを知っているか!?
押忍!テレカンって何でしょうか!?始めて聞きました!
なにぃ!
ならばテレカンとはどんなものか、WEB会議との違いについて教えてしんぜよう!
押忍!お願いします!
うむ!楽しく学んで強くなろう!
目次
「テレカン」も「WEB会議」も定義はさておき、直接現地訪問しなくても遠隔で会議をすることができて便利なものですよね。
しかし、両方の言葉を聞いた事がある方は「テレカンとWEB会議の違いって何なの?」と思っている方は少なくないはず。
ということで今回は、テレカンとWEB会議の違いをはじめ、それぞれのメリット、デメリットも紹介していきます。
テレカンとはどんなもの?仕組みやメリットを解説
まず「テレカン」は「テレ・カンファレンス(teleconference)」の略です。
テレフォン、テレビジョン、テレワークなどと同様に先頭2文字の「テレ」は「遠隔」の意味を持ちますので、「テレ・カンファレンス」を直訳すると「遠隔会議」ということになります。
「遠隔会議」という言葉自体には様々な方式のものが含まれて広義すぎますので、サービスを分類する場合には次のように整理されることが多いようです。
テレカン
電話会議・・・テレフォンカンファレンス
テレビ会議(ビデオ会議)・・・テレビジョンカンファレンス
テレカン用のツールとしては「V-CUBEボイス」や「bizspeak」などが挙げられます。場合によっては自社専用に開発を依頼して作るものもあるため一般的な商品としての名前が挙がらないものもあることを念頭に置いておくと良いでしょう。
まず、「電話会議」は使う道具が「電話回線」と「電話機(専用の電話機の場合もある)」だけであるためお察しの通り音声だけの会議ということになります。専用機器や専用サービスを用いることで、多人数での会話(≒会議)を可能にした形を指します。
一般的には電話回線を使用するため途切れる可能性は低く(特に固定電話なら)、インフラ面の安定性がメリットで、時間に応じて通話料、通信料がかかってしまうという点がデメリットと言えるでしょう。
次に、「テレビ会議」は端的に言うとテレビ中継のような「放送回線、専用回線」と「放送機器」を使ったものを想像してもらえるといいかもしれません。電話会議よりも大掛かりで、一般の人や一般の企業が導入するにはハードルが高い印象を与えますが、事実そうです。古くは国際会議や公的機関間、大企業の拠点間などでしか導入されていなかった気がしますが、現在ではインターネット回線を活用することで一気にハードルが下がっています。
メリットとしては、こちらもやはり安定性はもちろんなのですが、そもそも高価な機器を使うため信頼面でも非常に優れている点が挙げられるでしょう。しかし、そのコストがそのままデメリットと言えます。
WEB会議とはどんなもの?仕組みやメリットを解説
WEB会議用のツールとしては「Zoom」や「Google Meet」や「どこでもSHOWBY」などが挙げられます。すでにお使いだったり、もし使った事がなくてもきっとどこかで聞いた事がある名前ですよね。
「WEB会議」には「インターネット回線」と「パソコンもしくはスマートフォン」に既述「Zoom」や「Google Meet」などの無料アプリを使います。
ありがたいことに場合によっては追加投資をすることなく実現できてしまうでしょう。
特に近年ではアプリを追加インストールせずにパソコンに標準インストールされている「ブラウザ(Chromeやsafariなど)」を使うサービスも登場していますので、より一層ハードルは低いものとなってきました。「どこでもSHOWBY」や「Google Meet」がまさにそれですね。
専用機材が不要なこと、追加投資が不要なケースも多くあることなどがメリットですね。しかし、インターネット回線の速度とパソコンのスペックが品質に影響しやすいことがデメリットです。とはいえ、開発が盛んなWeb技術が中心技術となっているためどんどん品質向上しているようです。そこから「WEB会議」と呼ばれるようになったのでしょうね。
改めてテレカンとWEB会議の違いを比較
改めてテレカンとWEB会議の違いを比較してみます。
これまでにまとめたテレカンの特徴は、
- 電話回線や放送回線のような安定性が高いインフラを使う
- 専用の機器を必要とすることが多い
- 環境構築と維持にコストがかかる
- ただし、総じて安定している
- 投資が可能な法人や組織が導入するもの
といった感じになっています。
そしてWEB会議の特徴は、
- インターネット回線とパソコンもしくはスマホを使う
- 汎用的な環境にアプリケーションをインストールして実現
- 環境構築と維持に追加コストはほぼ不要
- 通信にデータ量とデータ処理が必要なため、回線品質やパソコンスペックなどの影響を受けて不安定なことも多い
- 個人レベルで導入できる手軽なもの
という感じ。
特にコスト面は重要な項目になるかと思いますが、コスト第一に考えるとすれば、WEB会議をおすすめする形になります。
WEB会議を選ぶメリットを詳しく解説
コスト面で考えると、やはりWEB会議がおすすめになります。
ということで、上記では収まらなかったWEB会議のメリットや、上記で紹介したメリットをより詳しく解説していきます。
WEB会議のメリット① 交通費の削減
先ほどは通信料のことについてコストを削減することができると解説しましたが、コストが抑えられるのは通信料だけではありません。
実際に会って会議をする際には交通費がかかりますが、その交通費を払わなくても相手の顔を見て会議をすることができます。
遠くから来た場合には宿泊する費用もかかりますが、それも削減することができますね。
WEB会議のメリット② 会議資料の準備
実際に会って会議を開く際には資料を印刷して配布する必要がありますが、WEB会議ツールには資料を共有する機能があることが多いため、その機能を使用することで資料を印刷する手間が省けます。
ペーパーレスな会議をすることができますし、資料回りによる人為的なミスを防ぐことにも繋がるでしょう。
WEB会議のメリット③ スケジュール調整がしやすい
「あの人がいないと会議ができない」といったことはよくありますが、WEB会議の場合にはこれが解消されます。
会議に出席する人たちのスケジュールを調整しようとすると、結局会議の日時が後に遅れてしまいがち。
しかしWEB会議であれば出先でも出席できるので、スケジュールの合間を縫って行うことができ、結果的に会議を早いうちに行うことができます。
まとめ
通信量によるコストの削減や、音声+顔を見ながらだけではなくパソコンの画面をも共有しながら会議ができるなど、何かとメリットが多いのがWEB会議でした。
特にコスト面では通信料だけでなく会議に出向くための交通費や宿泊費など抑えられる部分が多いため、コスト的な見方をするとWEB会議には大きなアドバンテージがあるでしょう。
テレカンとWEB会議の違いや特徴を活かし、上手に活用していけるといいですね。