働き方改革の巻
2024.06.28
【2024年度版最新】これだけはおさえておきたいDXと働き方改革の関係
押忍!
DXって知っているか?
押忍!知っています!デラックスの略ですよね!
なにぃ!
そっちの意味ではないぞ!
ならばDXの意味ついて教えてしんぜよう!
押忍!お願いします!
うむ!楽しく学んで強くなろう!
目次
最近よく目にするようになったDXという言葉ですが、その意味や活用の方法については、よく分からないという人も多いのではないでしょうか?
そこで今回はDXとは何か、今DXを取り入れるべき理由、働き方改革との関係などDXについての基本的な事柄についてまとめました。ぜひ参考にしてください。
DXとは?
DXとは、「デジタルトランスフォーメーション(Digital Transformation)」の略で、デジタル技術によってビジネスに変革をもたらすことです。
トランスフォーメーションなのになぜDX?と思いますが、これは英語で「Transformation」が「X-formation」と表記されるためです。この頭文字から、「DX」と呼ばれています。
2004年にスウェーデンのエリック・ストルターマン教授が提唱したもので、デジタル技術を利用して企業が業務の大規模な改善を図ることを指す言葉です。
DXの具体的な取り組み例
DXは根本からビジネスモデルを変革し、大きな成果を生み出すことを目的としていますので、単なるIT化ではないという点がポイントです。
デジタル技術によって業務を大きく改革していくので、社内制度や働き方そのものを見直す必要も出てくるでしょう。
では具体的にどのような取り組みが考えられるか、いくつか例をあげてみます。
テレワークの導入
最も身近なのが、テレワークの導入ではないでしょうか。
オンライン会議やオンライン商談なども普及してきましたし、パソコンさえあれば、どこにいても仕事ができる環境が整いつつあります。
ここで大事なのは、単に「会社以外の場所で働く」ことがDXではないということです。
テレワークでできる業務を探すのではなく、テレワークができるように業務を変えていかなくてはなりません。
たとえば
- これまで人の手でないとできないとされていたこと
- 紙の決済を必要としていたこと
などを見直して、承認システムを根本から変えることがDXです。
紙の資料や決裁のための印鑑を廃止し、
- 電子承認システム
- 電子契約システム
などを導入し、出社しなければできない業務が減ることによって、時間も有効活用できます。
RPAの導入
RPA(Robotic Process Automation)とは、これまで人の手でやってきた作業を、ロボットが代行する仕組みのことです。
ロボットといっても、実物のロボットが作業するのではなく、ソフトウェア上で行っている定型的な作業をロボットによって自動化するということです。
RPAは、
- 社員の勤怠管理
- 各種データをまとめる、表を作成する
- 一斉メールを送信する
など、大量のデータを扱う仕事を得意とします。
自動化ができれば、これまでは社員が日中やっていた作業を夜中のうちに機械にさせておく、ということができますので、その分生産的な仕事に集中できるようになるというメリットがあります。
成果を上げたい企業がDXを推進すべき理由
世界のトップ企業の多くはIT関連企業であり、どの分野においてもIT技術の活用は不可欠になっています。
しかし日本はまだまだ、IT化どころか、テレワークや在宅勤務にすら消極的な企業が多いですが、今後会社の業績を伸ばしていきたいならDXは必須です。
いつまでも人の手に頼る古いやり方は淘汰されますし、根本から変革を起こさなければ時代の波に取り残されるでしょう。
たとえばサービス業においても、対面販売にこだわることなく、ECショップでの販売を取り入れるなど、どんどん技術革新をしていくことが生き残る道の一つです。
DXで働き方改革を成功に導くには
DXは単なるIT化ではないですし、働き方改革は残業を禁止することではありません。
ITツールを組織にあった形で取り入れながら、これまでの業務のあり方を会社全体で見直すことによって真の変革がもたらされるのです。
DX推進の戦略を練る
DXを推進するためには、トップの強い決意が必要です。
新しいことを始めるにはエネルギーが要りますし、それが効率的だとわかっていても今までのやり方の方が楽だと感じるのが人間というものだからです。
これまでにない大きな変革に取り組むのですから、DXの推進によってどのくらい生産性が向上するのか、それが会社全体、ひいては社員のためになるのか、というビジョンを見せなくてはなりません。
とはいえそれが一方的な押し付けになっては意味がないでしょう。変革期の影響をまともに受けるのは社員なので、社員の声を吸い上げながら全員が一体となって進めていくことが大切です。
DX推進の土台作り〜それぞれのレベルにあったDX推進が大事
DX推進の戦略イメージができたら、実際に導入するための土台作りを始めます。
必要なITツールを選定し、ネットワークを構築するスケジュールなど基盤を整備していきます。
そしていよいよ、働き方改革です。
これまでの業務の無駄を徹底的に見直し、機械ができることは機械にやってもらい社員はもっと生産的な仕事に集中できる環境を作ります。
場合によっては始業時間や終業時間を見直すなど、会社の業務体制を根本から考え直した方が良いケースも出てきます。
中にはデジタルツールが苦手な社員もいます。
そのような人たちが取り残されないよう、一人一人にあった丁寧な研修も行いながら、DXを推進していきましょう。
まとめ
DXの導入し、業務を効率化するだけでなく、仕事のあり方を根本から見直しましょう。
業務に大きな変革をもたらすことができれば、時代の変化の波にも飲まれることなく、今後も生き残り続ける企業へと変わることができるでしょう。今こそチャンスです。